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コンサルタント紹介します!
第19回 『マッチングサイトの可能性』
株式会社コンサルジェント
代表取締役 樋笠 耕治
※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます

《今回のテーマ》  『マッチングサイトの可能性』


■栄枯盛衰
 



コンサルジェント代表の樋笠です。

毎年、数多くのBtoBやBtoCのマッチングサイトが生まれ、淘汰されています。

売り手と、買い手を、インターネットのボタンひとつで瞬時につなぐ、夢のようなシステム!

インターネットの創成期には『日経ネットビジネス(当時)』のような雑誌で、米国の原材料取引のような先進事例が紹介され、バラ色の未来のようにまぶしく、スケールが大きく感じられたものです。

あれから10余年。私もいつの間にか、こぢんまりとBtoBマッチングサイトを運営する立場になっていました。

当社のようなコンサルタント紹介会社にも「○○業界向けのBtoBサイトを新たに構築したい」という相談がよく寄せられます。

そう、サイトを作るのはそんなに難しくないでしょう。問題はビジネスとして存続し、成長し続けることです。

人が集まり活性化してどんどん成長していくサイト。その反対で、運営者の期待に反して、人が集まらず、消滅していくサイト。

必ずしも資本力や企業力を反映していないところが、きわめて興味深いところです。

つい最近、当社も登録していた、あるBtoBサイトが閉鎖するというメールを受け取りました。有名なベンチャー企業が運営していたのですが、おそらく事業性が厳しいという判断がされたのでしょう。

それよりも、サイト構築に手馴れた会社が、「こんなサイトもアリなんじゃない?」というノリで、どんどん新しいサイトを立ち上げては、中途半端で閉鎖しているという感じで・・・。ある種、安直というか、無責任なふうにも思えました。

技術革新により、Webサイトを立ち上げるコストが驚くほど下がっているようで、こういった例は今後もどんどん出てくるはずです。

ビジネスモデルという絵だけが先行して、事業への執着や思い入れがないサイトは、どうも見ていて面白くありません。

機能はひと通り揃っているのですが、『仏つくって魂入れず』といった諺どおりで、どうも面白くないのです。おまけに運営者がソロバンをはじく姿が、なんとなくサイトから垣間見えるようで・・・。


■明日のポータルはどこ?
 

消えるサイトがあれば、どんどん成長を続けるサイトもあります。

2003年に創業されたラーニングエッジが運営する「セミナーズ」は、早くもこのカテゴリーで高い認知度と信頼を獲得しています⇒ http://www.seminars.jp/

ビジネスセミナー情報という古くからあるテーマながら、セミナーを提供する側の利便性・事情、そして受講者側の心理をよく理解した作りになっていると思います。素晴らしいサイトです。

2001年にスタートした「はてな」は、人力検索という形で、詳しい人に聞け!を実現している、驚きの会社。普通にすごいです⇒ http://www.hatena.ne.jp/

また、今でこそ超・有名サイトであっても、わずか10年前には、ほとんど無名という例もありますね。

1997年、創業したてのエム・ディー・エムという会社がに立ち上げた「楽天市場」は、当時の大手企業がことごとく失敗したインターネット商店街を、開設当時の“たったの13店舗”から、日本有数のポータルサイトに育て上げました。

これはすっかり有名な話ですし、三木谷社長が優れた経営者であったに違いありませんが、その当時を覚えている私としては、「あの楽天市場が、球団をもつ会社になるとは・・・」という驚きです。

2010年、2015年には、またインターネットの地図がすっかり変わってしまっているのでしょうね。

Googleのような世界メジャーの話も面白いですが、日本の小さくてユニークな会社が、みるみるうしに成長していくのは、身近に実感できて非常に面白く思います。


■永続するマッチングサイトの条件
 



「売り手と買い手をつなぐマッチングサイト」。

成長するもの、衰退するもの、何がどう違うのでしょうか。

私も運営者のはしくれとして、色々なマッチングサイトを見ていますし、また自社のサイトをどう変えていくか?を日々考えています。

例えば、当社が運営する『経営堂』というのは、表面的にはインターネット上での商取引ですが、エージェントという選定代理人が必ずリアルで登場してきます。

インターネットだけで完結させたいようなお客様には、ときどき、うっとおしい顔をされてしまいます(もちろん、待ってました!という顔もされますよ、念のため)。

つまり純粋なwebマッチングシステムでなく、人間を通じた、けっこう大変で泥臭い作業なしには、物事が進まないのです。このあたりが当社サイトの限界であり、強みでもあります。

『ウェブ進化論(梅田望夫)』などで言われる議論で言えば、当社はやや時代遅れの「こちら側=web1.0くん」であり、若くてクレバーな会社がどんどんと「あちら側=web2.0くん」にかっこよく進化していくのを見るにつれ、ちょっと冷や汗が出る思いです。

(う〜ん、早く「あちら側」に行きたい・・・!)

成長するサイトは、間違いなく、新しい仕組みをいち早く取り入れていくでしょう。

衰退するサイトは、進化やイノベーションを受け入れないでしょうね。気がつかないと、手遅れになるかもしれません。

ただ、そういった技術的なこと以前に、

『売り手にとっても、買い手にとっても、使いやすく便利なサイト』

が、これまで間違いなく淘汰を生き延びてきたように感じます。

使いやすさを最新のテクノロジーで実現し、なおかつ、サービスへの思い入れや利便性への探究心をもちつづけることが、マッチングシステムには欠かせない両輪だと思うのです。

どうやったら、売り手と、買い手が、継続的に集まってきてくれるかを考えて、これは便利!と、どんどん使ってもらえるのか?

ここを徹底的に考えて実現していってるサイトは、表面的なビジネスモデルで当事者意識の薄いようなサイトに、負けるはずがない、と私は思うのです。

なんだか長々と書いた割には、ごく当たり前の結論になってしまいましたかね?スミマセン。
ではこのへんで。また来月お会いしましょう!


《今日のつぶやき》

7月に東京で喜多さんのセミナーを開催します。
※詳細⇒【借金30億からの逆転!〜事業再生7つの鉄則〜】

借金30億円!という破格さも、「喜望大地経営研究会 会長」という肩書きも、ちょっとコワモテの雰囲気かな・・・と以前、初めてお会いする前に想像してましたが。ご本人はいたってキチンとした紳士でした(ちょっと安心)。めったに聞けない話なので、ぜひご参加くださいね(樋笠)




■関連情報

コンサルジェントが書籍で紹介されました!

『起業家を続々と輩出するリクルート式仕事術』
著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)


過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。

「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT 情報マネジメント
「コンサルタント業を目指すには」All about Japan フリーランス



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株式会社コンサルジェント 代表取締役 樋笠 耕治 http://www.consulgent.co.jp/

1966年大阪府生まれ。大阪外国語大学卒。株式会社リクルート、コンサルティング会社勤務を経て、有限会社コンサルジェントを設立(2004年に株式会社へ変更)。「経営堂」サイト運営。趣味は下町散策、アジア旅行。お勧めのコンサルタントは「一芸に秀でた変人?タイプ」。






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