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第007号 『あてにならない文章講座:レッスン1』
■苦手の原因を分析してみましょう!


こんにちは。

自分の文章を読み返すたびに、どうしてこんなに長いんだろうと思う本多泰輔です。

原稿料を稼ぐには有利な癖ですが、文章が長いというのはあまりクオリティが高いとはいえません。古来よりエレガントとは簡潔であることですから。

ちなみに文芸の対極にある数学でも、数式の評価を決めるのはエレガントさだといいます。

シンプル イズ ベスト。

文章を書くのは嫌いという人は、たいてい短いのは書けるが長文は苦手とおっしゃいます。短く書けるならむしろ文才ありじゃないですか。

さて、変なパラドックスに陥らないうちに、見出しのテーマに戻ります。

「文章を書くのが苦手」という原因は、次の二つに分かれましょう。

一つめは、文章づくりに苦労する。
二つめは、文章が下手。

これはカラオケの得意、不得意と同じです。

音程・リズムはわかるが発声が上手く出来ない。これが文章づくりに苦労する人ですね。練習を繰り返せば十分上手くなります。

二つめは、音程・リズムが常人とずれている人、つまり音痴。日本語感覚が独特で、普通の修辞学におさまらない人。

この人は練習を重ねると、悪文書きが得意になり、下手をするとそのまま作家になってしまったりします。

文筆家には名文家も多いが、悪文家が多いのも周知の事実。つまり文章とは、言い方の上手い下手より、言ってることの内容のほうが大事なんですね。


■実は文章は下手でもいい!?


前にも書きましたが、ビジネス書の編集者は、相手がけっこうベテランの著者でも平気で原稿を直します。

文芸書でも校閲という作業はありますが、事実関係や不適切な表現に関してのみ慇懃に

「ご存知とは思いますがこの部分は・・・では」

と原稿に付箋をつける程度で、初校を見るまで著者も知らないうちに、文章が変わってしまうなどということは、文芸書の編集者には想像も出来ないことです。

どうしてこんな乱暴なことが出来るのか。
おわかりですよね。

そう、原稿がひどいから・・・じゃなくて、ビジネス書は読者にわかりやすくつくることが使命だからです。「よりわかりやすく」がビジネス書と法経書とを分けるわずかな違いといえます。

正しいだけでは十分ではないのですね。正しい上にわかりやすくないといけません。したがって文芸書や他の専門書に較べて、編集者にかかるウエィトが高いのです。

とはいえ気の持ちようで、著者にとっては、ちょっとくらい悪文でも編集が適当にアレンジしてくれるんだから、あまり気にしなくていいや、ともいえます。

ただし、編集者も労働者ですから、手間のかかることより絶対楽なほうを選びますので、やはり悪文は是正したほうがチャンスは広がります。

悪文修正で断トツに即効性のある方法は、書いたものを奥さんに読んでもらうことです。適切な批判が仮借のないことばで返ってきます。必ず来ます。心を鎮めありがたく拝聴しましょう。

場合によったら普段の行いに飛び火するかもしれませんが。


■文章の書き方


近頃は「文章の書き方」に関する本が多いですね。文芸関係からビジネス文書まで幅広くあります。こうした本を一つくらい読むのもいいかもしれません。多分間違ったことは書いてないと思いますから。

ここでは一つだけ方法論をとりあげます。

まず心得。
名文を書くということは諦めましょう。
これでだいぶスムーズに筆が運びます。

次にテクニックです。箇条書きだと比較的楽に書けますよね。実は、箇条書きにはそれなりの限界もあるのですが、それはこの際置いときまして、下記手順で原稿をつくります。


1.まず執筆テーマを決める

2.書きたいことをランダムに箇条書きで書き連ねる

3.一応書き尽くしたら重複を削除する(この際あまり削除しすぎないこと、微妙な違いのものは生かす)

4.残った項目を論旨の順番に並べ替える


ここまでがいわゆるプロット立てですね。この後、中分類にまとめ章タイトルをつけます。章立てですね。章立てがすんだら次のステップです。


5.各プロット(項目)を説明するために、さらに箇条書きで解説を連ねていく。この分解が細かいほど後の文章化が楽!

6.重複を整理し、論旨の順番に並べ替え、接続詞でつないで出来上がり


図解できれば一目でわかることなんですが、メルマガでは絵が描けませんので分かりにくいかた、ご勘弁ください。

要は、大分類、中分類、小分類と、箇条書きでテーマを分解していくことです。問題解決手法といっしょですね。

出来不出来はすべて途中の分類にかかっています。まずは小さなテーマからお試しください。


■マスターキーは読者の立場で書けるかどうか


「コミュニケーションの要諦は、自分が何を伝えたかではなく、相手に何が伝わったかである」とは某外資系の高名な経営者のことばですが、ビジネス書の原稿もそうです。

前述のステップでは、とりあえず自分の書きたいことはまとまりますが、読者にとってわかりやすいかどうかは、吟味し直す必要があります。

せっかく出来たと思ったのに、また始めからやり直しか!とは思わないで。

カラオケでも常に新曲は憶えなければなりません。それでも前の歌でつかんだコツは新曲で必ず生かせます。

そんなわけで文章の工夫方法を二、三。

旧来のテーマを新しい切り口で読み解くような場合には、序論、本論、結論というオーソドックスなスタイルよりも、思い切って冒頭に結論を置き、結論から話を始めるほうがよいこともあります。

読者にまず類書との違いを認識してもらうのです。この手法は、本文中で部分的に使っても、単調になりがちな文章のリズムに変化が出て効果的です。ただあまり使いすぎると飽きられます。

また、全体の要旨を最初に簡単に記すことも読者にとっては有意義です。冒頭で要旨がわかったからといって立ち読みだけですませる人はいません。

推理小説と違って結論がわかってもプロセスがわからなければ無意味ですから。

小技ですけど、卑近な例を挙げて説明することを心がけるのもよく見ます。よくニュースで面積の大きさを表現するのに「東京ドーム何個分」というのがありますね。あの類です。

アメリカのメディアは、この種の表現が得意で、「米国民は年間に交通事故で3万人死ぬが、イラク国民は一ヶ月間で同じ数だけ空爆によって死んだ」(数字ほか一切創作)というような表現を、しょっちゅうTVニュースや新聞・雑誌記事の冒頭に持ってきます。

「秘すれば花」などということばのない国民は、わかりやすさに対するこだわりが半端じゃありません。

ポイントは「譬えのセンス」ですね。


■文章づくりで陥りがちな隘路


隘路その1.書いては消し、書いては消し。

最近はワープロソフトで書きますから、鉛筆や消しゴムのムダはなくなりましたが、文章は連続性の中で意味を持ってくる表現方法ですから、一文ごとに書いては消しを繰り返しても、あまり有意義ではありません。

とりあえず書きたいことをひと通り書いてしまったほうが、ブレイクスルーが見出せます。ワープロは後でいくらでも削除できますから。


隘路その2.フレーズにこだわる。

熟慮を重ねたお気に入りのフレーズだと、どうしても使いたいですよね。でも入魂の文章というは、往々にして肩に力がはいり過ぎ、自分にしかわからないものになりがちです。

ここは惜しいでしょうが、こだわりを捨て肩の力を抜き、原稿用紙またはパソコンに向いましょう。


隘路その3.専門家らしさ。

あんまりやさしく書くと専門家としての沽券に関わるんじゃないか。口に出してそう言われるかたはあまりいませんが、文章からはまれにそういう思いが伝わってくることがあります。

読者は、素人で専門家ではありませんので、読者の目線でテーマを読み解く意識が必要です。専門家としての矜持は保ちつつ「専門家らしい文章を書かねば」という気負いは捨てましょう。


■本多の場合(まとめに変えて)


じゃあ、不肖本多めはどのようにして毎回このメルマガをつくっているのかという、恥じ多き企業秘密を明かしましょう。

実は、私は若いころから文章を書くことに苦痛を感じたことがありません。いつも成り行きで書き進めております。この手の人間は、かつての勤務先にも私を含め何人かおりました。

みんな作文は得意ですが、文章は下手でした。悪文書きです。悪文のクセに変に自信があるもんだからコマッタ連中でした。

逆に編集にいても文章は苦手というのもかなりいます。別に記者じゃないんだから苦手でも職務上かまわないんですが、編集として著者の原稿にアヤをつける以上そこそこの技量は必要です。

この辺の相克に耐えかねて辞める人間は多い。が、たいていまた別の出版社で編集をやってますから、概ねは一休みしたら回復するような気分の問題なのでしょう。

成り行きで書いてるとはいえ、一応の次のステップは踏んでおります。

1.テーマに関する資料の読込み(一般的には斜め読みと申します)
2.使えるフレーズ、データのメモ(合法的パクリ)
3.メモを見ながらプロットづくり
4.構成プランができたら読者の目線で見直し
5.6割まとまったら即文章化!
6.推敲の原則は70点主義!
7.入稿した後は「以って冥すべし」

とても胸を張って言える内容ではありませんでした。それでも、けっしてやっつけ仕事ではありませんよ。

読者の皆様、不出来なメルマガでもその辺をご理解いただき今後ともよろしくお引き立てください。

次回は、

「敵を知り己を知れば百戦危うからず:
その2“ビジネス書編集者の生態とその落とし方”」です。

最近はなった密偵の報告によると敵も新年度に向け、いろいろ画策している様子。最新情報満載でお送りいたします。

これで彼らは皆様の自家薬籠中も同然。
ああ、今週はいくらか短く出来た・・・。


《編集後記》 


メルマガ【コンサル出版フォーラム】をご愛読頂きまして誠に有難うございます。配信早々ファンレターを頂戴し「ホントこんな話しちゃってもいいんですか〜?」と心配して下さった読者様も…(^o^;

もっちろん、大丈夫です!今後もドキドキッとさせるような内容満載でお送りしますので、ご期待下さい。またこのように読者様の生の声はより良い紙面作りの原動力となりますので、率直な感想やご意見をお待ちしています。★コチラまで→ mailmag@consulgent.co.jp

そして、本の出版でメジャーになりたいと思っている周りの経営者(企業)様、コンサルタントの皆さんに是非このメルマガをオススメして下さい。絶対にソンはさせません・・・!(発行者:樋笠)



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出版プロデューサー/本多 泰輔(ほんだ たいすけ)

プロデューサー・本多泰輔氏は、ビジネス出版社(版元)で20数年の経験をもつベテラン編集者から、出版支援プロデューサーに転身した人物です。その考え方について詳しく知りたい方は、本多氏編集のメールマガジン『コンサル出版フォーラム!本はあなたをメジャーにする』のバックナンバーをご一読下さい。








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