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第074号 『目的別の出版戦略』

おはようございます。
本多泰輔です。

W杯もベストエイト進出の顔ぶれを見ると結局南米とヨーロッパ、サッカー先進国ばかりとなりました。どうして伝統国が強いのでしょう。

ちなみにベストエイトの中で日本よりも人口の多い国は、まずブラジル(サッカーだけでなく国土も広く人口も多い)、あとは・・・ないですね。

フランスは国土が日本よりちょっと大きいだけで、人口は半分以下、イングランドなんて東京より少ない。ドイツだって7掛けくらいの人数です。そういう少ない人口の中からあれだけ名選手が出てくるというのは、サッカー選手は人口比率じゃないんですね。

じゃあ、何なんですかね。環境でしょうか。

そういえば、ハリー・ポッターの作者もイギリス人でした。イングランドかどうかは知りませんが。やっぱり環境がよかったんでしょうか。

ま、確かに英語で書かれてなければあんなに世界中で売れることなかったでしょう。世界の中枢に英語を広めたイギリス人の功績ですかね。他国の文化を侵略した証明でもありますが。


■短く薄く


最近、『鉛筆で奥の細道』(ポプラ社)という本がベストセラーの上位に出て来ています。だいぶ前から火がつき始め着実に広がっていましたが、テレビの報道番組で取上げられてから一気にブレイクしました。何ヶ月か前に最初に見たとき「これはいいや」と思いました。

まず印税が要らない。芭蕉は確実に死後50年以上経っていますから、使い放題です。判形が大きい分、定価はそこそこだがページは薄い。字がでかい、少ない。企画の勝利というには少し姑息ですが、実に手間が少ない良い本です。

文庫や新書が急増している今日、薄くて小さい本を意識した原稿づくりと編集は必要でしょう。『ダヴィンチコード』や『ハリー・ポッター上下』のような分厚い本も売れていますから薄い本がよいとは言い切れませんが、ビジネス書でぶ厚い本は売れておりませんから、とりあえず注目すべきポイントといえます。

アイア・コッカやドラッカーのような分厚い本でも売れた時代は過去のこととなりました。文庫や新書で図解の本をつくろうとしたら、原稿を書く量はずいぶんと短くなってしまいます。これも楽で良さそうです。

まず図解1点につき1ページ費やしますから、見開きで図解とその説明を完結させようとしたら、かなりのリテラシーが必要です。よけいなことはひとつも書けません。よって図解に多くの情報を盛り込んだ図を使うことも、ページ構成上から不可能になります。

現状このような図と文章の構成、および盛り込む情報のバランス調整は、主に熟練の編集者がやっております。短く薄く図解および解説文を書ける著者でしたら、テーマによらず各版元から引っ張りだこになると思います。

ではリテラシーを試してみましょう。

文庫新書の見開きは1ページ200字〜300字、テーマは何でもいいですがまず図解の絵、またはチャート図を左に置いて、次にその図の説明を200字〜300字以内で書いてみましょう。多分書けません。

次に図解に込められた情報量を少し落としてください。1から5までのステップについての情報が盛り込んであれば、1〜3までに絞り込んでみる。右と左に分かれていれば、右だけにする。

そうやって図の情報量を減らしていかないと200字〜300字以内で説明文をつけることは不可能です。著者に求められる図解の本をつくるスキルというのは、ひとつにはこういうことです。要するに範囲を広げ過ぎない、説明を書き過ぎない。

ですからサイズが小さくなるに従いむずかしくなってきます。いまのところ編集者が、泣いて喜ぶスキルを持った著者は多くはいません。少し腕を磨けばデビューのチャンスは大いにあります。

文庫新書は初版発行部数が大きいですから著者としては効率のよい仕事といえますね。あくまでも単行本と較べればということですが。


■なぜ出版するのか


今さらなんですが、なぜ本を出版したいと思うのでしょうか?その目的はなんでしょう。功名心でしょうか。使命感でしょうか。自己PRでしょうか。記念でしょうか。印税生活でしょうか。それとも、なんとなくでしょうか。

一方、出版社が本を出す目的は極めて明快です。本を売ってお金を稼ぐためです。中には「本をつくってお金を稼ぐ」出版社もありますが、いずれにせよ経済的理由による事業行為です。

それだけでは寂しいと言うかたもいらっしゃるかもしれませんが、敢えて寂しいのが出版界であると申し上げます。

それにしても4,400社の版元があるわけですから、中には「偶然」著者の使命感に共感し、本を出す出版社が現れるかもしれません。熱い志で著者を捜し求めているドラマのような編集部もあるかもしれません。

4,400社もあるのですから、中には経済性を無視した出版活動をしている会社もあるかもしれません。ただ、そうした会社が存在しているうちに出遭える可能性は、かなり低いものと想像されます。

著者の出版の目的を問うような、やぼな版元はめったにありません。編集者が著者に目的を聞くときは中味に問うべきところがないときです。実際、著者の目的はなんでもいいのです。

ただ、功名心や社会的認知のために本を出そうと思っている人は焦ってはいけません。使命感を達成するという高い志の人も同様です。そもそも出版社の都合とは齟齬があるのですから、そう簡単に出合いは成就するはずがありません。

雄のパンダの気持ちと雌のパンダの都合がすれ違っていれば、お見合いは成功しません。大半の出版社は著者の功名心や使命感についての関心は薄いものです。ですから、なぜ企画が受け入れられないのかと悩むことはありません。

いつか受け入れてくれる出版社が現れるまで、理解してくれる編集者に出遭うまで旅を続けるしかない宿命なのです。

あきらめることはありません。あの山の向こう、彼方の星の下には、ずっとあなたが来るのを待っている編集者がおります。


■商業出版ですから


出版社は売れる本を探していますから、著者には売れる理由を背景にした企画を提案して欲しいのですが、めったにありません。

いきなりベストセラーをねらう強気な攻めも楽しいですが、つまりはW杯でブラジルを倒し優勝しようというようなもの。負けたショックが大きくピッチに倒れたまま涙にくれて、しばらく起き上がれないことになります。

自己PR、印税生活を目的に出版を考えている方は、「では書いてください」といわれ舞い上がってしまってはいけません。自己PR、印税生活をねらう以上、本が出ればいいというものではないのです。

幸運に恵まれ一冊出したところで二冊目が続かなければ、自己PRも印税生活も期待できません。出版社には、売れない本は本じゃなく、売れない著者も著者じゃないという浅ましい考え方をする輩がおります。特に経営層に多く存在します。よってオファーが来たと舞い上がっている場合ではありません。

結果を出さなければならないのです。しっかり経済的ベースをつけられるよう、編集者と知恵を出し合い企画を煮詰めましょう。

しかし、著者より優れた編集者はめったにおりません。基本的に劣る人間との打合せであることを認識し、相手を傷つけないようカウンセリングマインド保ちつつ話をリードしていきましょう。

紀伊国屋書店は全国系列店で売れたすべての本のデータを週間単位、またはデイリーで配信しています。有料ですが実売ですので説得力があります。

自分の得意とするテーマの本が売れていたら、早速後追い企画を持ちかけるというのも有効な手段です。編集者も必ず同じデータを見ていますから話は早い。自己PR、印税生活には素早い反応が求められます。

企画を提案する姿勢は「こういう本なら売れますよ」という、メーカーが小売に営業する提案型営業に似ています。

「いま、こういう本が売れるんですよ。私が書きましょう」

う〜ん、いままで著者にこんな風に迫られたことはないなあ・・・。


■まとめ


今回はまとめることがありません。
ので、ちょっと気づいたことを書いてみます。

どこぞの学会の研究レポートに出版界の問題がテーマとなっていて、本が売れない原因のひとつに編集者のレベルの低下というのがありました。

随分簡単に言ってくれるな、と思い何を根拠としているか詳細に目を通したところ、研究者自身とその周囲にいる人間の印象を基にした感想、要するに推論でした。

昔の編集者はなにが売れるかわかった、売れる著者を発掘する眼を持っていた、とはよく耳にする話ですが、いまでも出版の達人といわれる人はいますし、あるいは過去にそういわれていた人も経営者として存命中です。

そういう名人達人たちがよってたかっても売れないと嘆いているわけですから、負け戦なら兵の志気が上がらないのもむべなるかな、編集者のレベルが低いという印象はあながち見当ハズレでもありません。

しかし、売れない理由まで兵のせいにされては不条理というものです。件の研究者は原因と結果を逆転させて捉えているものと見えます。ま、研究テーマはマスメディアの現状ですから、実際のところ出版などあまり注意して書いてはいないのでしょう。

今回は最後まで冷ややかな内容のメルマガでした。久しぶりに自分に素直な文章が書けて爽快な本多です。

ではまた来週。



    《編集後記》
 
売れる本を出版するという、出版社にとってはごく当たり前の常識が、うまくかみ合わない著者もいると聞きます。売れる事業のお手伝いをするコンサルタントに限ってはそんなことはないと思いますが。売れることが、自身のPRにも、印税にも直結している訳ですからね。このへんが著者と編集者の知恵の出しどころなのでしょう。(発行者:樋笠)


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出版プロデューサー/本多 泰輔(ほんだ たいすけ)

プロデューサー・本多泰輔氏は、ビジネス出版社(版元)で20数年の経験をもつベテラン編集者から、出版支援プロデューサーに転身した人物です。その考え方について詳しく知りたい方は、本多氏編集のメールマガジン『コンサル出版フォーラム!本はあなたをメジャーにする』のバックナンバーをご一読下さい。








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