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第113号 出版プロデュースという仕事―その2』

おはようございます。
本多泰輔です。

いくつかの県と一つの都で知事が決まりましたね。統一地方選、といってもほとんどの注目は都知事選でしたが、終わってみれば「やはり」という展開でした。

今回の収穫は、政見放送がちょっと面白かったこと。ゴールデンタイムでやってほしかったくらいです。政見放送の危なさがよくわかりました。それと泡沫候補だけを集めた討論会をやってほしかったですね。

「朝生」や「テレビタックル」をはるかに凌駕する面白さであったろうことは疑いありません。

一方、西武球団の裏金事件は、他球団へ飛び火する様子を見せ始め、おまけにアマチュアも知らぬ顔できない状況になってしまいました。

ロマンを捨てきれないリアリストである本多としてはなかなか興味深い展開に胸踊る春の日々です。

今回の裏金問題の発端は西武球団のカミングアウトから始まりました。

どうせどこかの週刊誌が記事を発表する前に自白して罪一等を減じようとしたんだろうなと、翌日以降の週刊誌の広告を眺めておりました。だって「何をいまさら」の発表ですからねえ。プロ野球界の裏金、密約はほぼ公然の事実ですもの。

ところが一向に週刊誌のスクープは出てこない、むしろ後追いの記事しかない状態、ということは本当に西武球団の自己申告?悔い改めたのか?そんなことしたら(不良)仲間からつまはじきにされてしまうではないか。

大丈夫か西武!ということでつらつら思うに、今回の裏金事件は西武の「自爆テロ」だと見ております。

目的はプロ・アマ・少年野球を含む球界全体の浄化(を建前にするんだろうな)ではなく、球団経営からの撤退ではなかろうかと。

さらにすべて自白することにより、西武鉄道グループのコンプライアンスを強くアピールし、堤家支配からの決別を図る、すなわち現経営陣の捨て身技なのではないかと疑っているしだいです。

赤字部門を切り捨て身軽になりたいという、西武鉄道グループの抜き差しならぬ経済事情が背景にあるものの、「私たちは近鉄とは違います。過去の贖罪のためきっぱりと身を処したいと思います」ってな態度でかっこよく去ろう、というのがねらいなんじゃないでしょうか。

妄想ですかね。もしそうであれば読売のナベツネ氏のお怒りもわからんでもないところです。なぜならこれはもう一方の流れとも合流する可能性を持つからです。

もう一方の流れとは、「野球だけがプロ・アマを統一する日本野球協会がないのは不自然だ」(プロレスだってアマチュアと別れて、団体も分裂してますけどね)という主張で、Jリーグ的なプロ・アマ、社会人・少年野球を統合した協会づくりとドラフトの完全ウェーバー制の動きです。

プロ・アマを統合する日本野球協会ができれば、お金は選手や家族、関係者という個人にわたらず協会が一括育成資金として預かり管理する、スケート協会のような事件は起こすかもしれないけど、今回のような不祥事は構造的に起きないというソリューションです。

アマチュア選手がプロに進む場合は、ウェーバー制のドラフトを実施し、裏金の温床を断つと。

球場設備を持っている西武としては、協会設立に貢献したほうがメリットがあるかもしれません。JOCに顔の聞く西武(やっぱり堤家のおかげ?)なら、協会でもある程度のポジションを期待できるでしょうし。

管理する側の規模が大きくなったからといって、管理の質が高まるわけではないし、別の弊害を招く要因にもなりますから、個人的にはどっちだっていいやと思いますけど、長く続いたプロ野球界の因習を改めるという大義名分の下では、「日本野球協会」の発足は世間にとっても割合受け入れやすい選択肢なんじゃないでしょうか。

西武の深謀や恐るべし!(しかし、ライオンズはどこが引き取るのだろう?)

テーマ違いのことをこんなに長々と書いてしまいました。これだけでくたびれたのでもうやめようかという気になりそうですが、一応続けて本題に入りますので挫けず読み進んでください。


■伝わることと伝えたいこと


民は之を由らしむべし、之を知らしむべからず(民可使由之、不可使知之『論語』)という一文は、民衆には多くのことを知らせずにただ従わせればよいのだ、あるいは多くのことを知らせると却ってやっかいだから何も知らせずただ従わせるほうがよいのだという、情報公開法の逆を行くような意味でもっぱら使われております。

あの仁と礼をもって人の道を説く孔子にして、民主主義は遥か彼方にあったのかとしばし感慨に浸るわけですが、よく見ればこの一文

「民を(何らかの力で)従わせることはできても、(条理を説いて)理解させることは(なかなか)できない」

と読めることに気づきます。どっちが正しいかはメディアに関わった人間であれば、自身の経験に照らして後者であることを実感できるはずです。

人は必ずしも質の高いもの、真実に近いものへ向うとは限らない。正論と曲論が同時に並んでいるとき、往々にして曲論に群がってしまうことがあります。

本格的な哲学書や思想書には見向きもしないのに、どういうわけだか、細木和子サマのほうへは行ってしまうのですね。由らしむことはできても、知らしむことは実に難しい。

さらに深読みすれば(孔子に対して非礼な気もしますが)、人は人を知らしむことはできない、知るということは純粋に自発的なことで、ヘレン・ケラーとサリバン女史が身をもって教えてくれているように、教える側に出来ることは自ら気づいてもらうための働きかけだけなのです。

「ウォーター・・・」と気づいたのはヘレンの心です。

そういうわけでメディアの人間が、妙に気負って何かを伝えようと思い込んだりすると必ず行き詰るわけで、最悪挫折感を味わい辞めていくケースというもあります。

伝える手段を持っていることイコールそのまま「伝わる」ことにはならないのです。著者でもそうですが「知らしめる」ことに使命感を燃やすことは、だれも否定できない正論なので困りものなのです。

読者がついてくるかどうかは別の条件が必要なわけで、使命感が強ければ強いほど読者は逃げていくという傾向があります。

メディアの人間(著者を含む)は、使命感と読者の気配を読む感覚を備えることが必要です。気配ばかりが読んでいると軽薄な人間に見えますが、そういう人間のほうが業界では出世します。

たとえば出版界だと○○○○○出版の社長なんか典型的でしょう。読者の気配が読める人が成功するのは、本を売るビジネスをしている以上当然のことです。


■フリーの出版プロデューサーのできること


サラリーマン編集者である以上は、常に一定の制約を受けることになります(制約の程度は会社によってかなり差がありますが)。限られた時間の中で、一定の成果を上げる、企画のジャンルにも一定の制約があります。

フリーの出版プロデューサーという立場は、この辺が自由です。その代わり所得も自由ですけど。自分の会社がないわけですから出せないジャンルはありません。出せる会社から出版するようプロデュースすればいいわけですから。

また、企画がまとまるまで時間がかかっても上からストップを食らうことはありません(経済的にストップせざるを得ない場合はありますが)。

このメルマガではもっぱらビジネス書のことを書いてますが、フリーの出版プロデューサーはジャンルもテーマもフリーなのであります(収入もフリーですが)。

とはいえ、実際のところは出身がビジネス系ですからビジネス書が多いのですが、「えっ!こんなのも」という突飛なジャンルもやっております。

できれば風俗系もやりたいのですが、残念ながらお声もかからないし事情もよく知りません。

この立場で一番いいのは売れるかどうかよりも、出したいものを出すことに専念できる点です(ただし、出してくれる出版社を発掘、説得しなければなりませんので、気持ちの上だけのことですが)。

見ず知らずの人間が持ち込んだ企画を思い通りに通してくれる出版社はありませんが、社員編集者の企画であっても企画会議でOKが出ることはそう多くはないのですから、この辺はあまり気になりません。


■まとめ


最近、飲食などを中心にサービス業界の人材不足が深刻化しています。就職氷河期には新卒採用ができたのに、ここに来て採用は著しく困難になっております。

どなたか、「飲食業、サービス業で人材が安定的に採用できるようになる本」を書けるかたいませんかね。ベストセラーにはなりませんけど、しっかりロングセラーにはなります。

では、また来週。



    《編集後記》
 


このメルマガのバックナンバー『編集長Aさんに聞く』(第111号)がいくつかのブログで引用されているのを見ました。なかなか業界関係者の方には気になるインサイダー記事?だったかもしれません。論文じゃないですが引用されるのは嬉しいものです(発行者:樋笠)


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出版プロデューサー/本多 泰輔(ほんだ たいすけ)

プロデューサー・本多泰輔氏は、ビジネス出版社(版元)で20数年の経験をもつベテラン編集者から、出版支援プロデューサーに転身した人物です。その考え方について詳しく知りたい方は、本多氏編集のメールマガジン『コンサル出版フォーラム!本はあなたをメジャーにする』のバックナンバーをご一読下さい。

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