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第130号 『人はなぜ本を買うのか
         格言「家は借りて住め、本は買って読め」の背景』

おはようございます。
本多泰輔です。

レジャーシーズンです。
すでに夏休みというかたもいらっしゃるでしょう。

二昔前は、大手メーカーはいまごろが、第一弾の夏休みの最後のほうで、第二段がお盆の時期だったように記憶しています。

当時、超大手のあるメーカーは、本当に小中学校の夏休み並みの休日日数でした。

しかし、いまごろはどこも工場の稼動を一斉に止めるようなことはしないのでしょうね。社員は休んでも、派遣労働者はせっせと働いているでしょうから。

10年不況は、いろいろと労働慣行を破壊したわけです。

この間の労働組合は脆かったですね。組合にもその時その時の事情があったにせよ、労働者ではなく、組合員だけを守ろうとしたし。

組合もすこし長い時間軸で俯瞰して、今日の結果の因果関係を振り返ってみる必要があるのじゃないですかねえ。

このままではレーゾンデートルが危ういと思いますよ。

のみならず、わたし個人的には、デフレ不況の大きな一因に労組の低調があると思っています。

ま、それはともかく、話を出版に戻しますと、夏休みに本を読もう、と思う人は少なくないのでしょうが、実際に本を読む人はそう多くありません。

この時季、受験生向けの学習参考書は、ある程度出て行きますが、盛んに宣伝を打っている文庫や○○フェアを含めて、総じて出版界は「夏枯れ」で本来あまり景気のよい時期ではありません。


■本を借りて読む人


夏休みが近くなると、図書館で借りる本も「旅行の本」や「ドライブマップ」を始めとしたレジャー関係のものが多くなるようです。

そんなものまで図書館にあるのか、ということと、そんなものまで借りるのか、という二つの点で意外な事実であります。

図書館で借りた旅行ガイドや道路地図を持って、一体どこに行くのでしょうか。借りた本をそんなに酷使できないでしょうに。

確かに、特定地域の「旅行ガイド」は、年に一度くらいしか使わないし、場合によったら一生に一度しか必要としない本かもしれないですから、その時にあればいい、ならば借りて済まそう、というのは合理的な判断かもしれません。

でも考えてみれば、大抵の本はその時読んでしまったら、再び読み返すことのないものです。

ほとんどの本は、借りて読めばそれでいいはず、そうなると出版業界は貸し本業界になってしまいます。

資源保護のためには、そのほうがいいのかもしれません。

貸し本業界は、1960年代に姿を消してしまいましたが、その昔は小説や月刊雑誌も貸し出し商品として置いていたそうですから、概して高額だったビジネス系の書籍や雑誌は貸し本屋さんのお世話になっていたのでしょうか。

あまり借りる人は多くなさそうですけど。

わたしが小学生低学年のころまでは、貸し本屋さんがまだ残ってお
りましたので、何回か借りていたような気がします。

当時はすでにコミックしか置いてなかったですが、ベストセラー作品がなかなか借りられないのは、今日の図書館同様で、取り残された無名で微妙なものばかり借りていました。

無名で微妙な作品は、内容も微妙で、なんか全体にどこかで見たようなパクリ特有の雰囲気を持つとともに、オリジナル作品には見られない著者の好みのようなものが、強く反映されていて、それはそれで摩訶不思議で魅惑的な世界でした。

結局、あまりリピーターにもならないうちに貸し本業そのものが消えてしまったので、大した思い出もないのですが、わたしたちが貸し本業界の名残を知る最後の世代かもしれません。

貸し本業界には、今日の劇画界の大御所たちが業界専門の「貸し本漫画」というものを書いていたそうですが、わたしが貸し本屋さんに出入りしていた頃には、彼らはすでに週刊誌に連載をもっていましたので、そういうエポックメイキングな作品は残っていませんでした。

「家は借りて住め、本は買って読め」ということばがあります。

昔、一瞬だけ付き合った人がよく言ってたことですが、ひところまでの日本人の価値観にはそうしたものがありました。

別に借りて読んでもいいんですけどね。
そういう価値観の淵源はどこにあるのでしょうか。

わたしなども、できれば買って読みたいほうです。できれば、というのは経済的制約があるためで、事情が許せば調べ物であっても手元に残したいという気持ちはあります。


■本能としての知識・情報欲


出版が最も盛んだったのは、戦後からしばらく経って物資に余裕が出てからですが、人々が出版物を最も強く望んだ時代は終戦直後でしょう。

食べるものも満足にない時代ですから、本など顧みる人などいなかったろうと思うのですが、そうでもありません。

人には、食欲など生存の欲求と肩を並べるようにして、知識や情報に対する欲求が本能としてあるようです。

戦時、情報統制の下で欲求不満であった反動もあったのでしょう、終戦直後、人々の知識や情報に対する欲望は、堰を切ったように巷にあふれ出ます。

講談社の社史『講談社の歩んだ50年』には、当時のことを「極端にいえば、紙に印刷がほどこされていれば・・・」何でもよかったと記されています。

開店前の書店の周りを何重にも取り巻く行列ができる、そういう時代でした。

娯楽を出版物に求めていたのではないか。

そういう面もあったでしょうが、終戦直後の2大ベストセラー『日米会話手帳』と『旋風二十年』に、そう強い娯楽色は見出せません。

後者は昭和初年から終戦までの間に為政者が何を行ってきたか、その内幕を暴く、という趣旨ですから、多少の娯楽性もあったといえますが、それでも硬派なものです。

両社に共通なのは、それまで触れることがタブーであったテーマを扱った、という点です。

『日米会話手帳』は、これまでにも何度かここで取り上げたことのある歴史的出版物ですが、ベストセラーとなった背景は「絶対的な必要性」だけだったのではなく、昨日まで禁じられていた敵性語という知識・情報を今日大きく解放したことにあるのかもしれません。

そういう点では『旋風二十年』も同様です。どちらも権力によって「知ることを禁止」されていたものを公開したわけです。

すさまじいインフレと困窮の中で、数100万部もの大部数が売れた理由は、詳らかにはわかりませんが、やはり人間には知識欲という強い本能があると思わざるを得ません。


■買って読まない本


借りて読まない本というのはめったにないでしょう。
借りて見ないDVDより少ないと思います。

しかし、買って読まない本は、前述した百科事典や文学全集を含め、けっこう多く存在します。

毎年買っている(人は買っている)事典系のもの、『現代用語の基礎知識』や『imidas』、四半期ごとに買っている(人は買っている)『会社四季報』、『日経会社情報』などは、まったく読まないということはないでしょうが、前頁通読する人も珍しいでしょ
う。

これらは、それでも必要な時に開くという点で、「いつか読む」ことを前提に買った本です。

文学全集や社会科学の全集、自然科学の図鑑、その他装丁の豪華な全集類は、「書斎の飾り」としての役目を負っており、次に持ち主の精神安定剤、最後に一生に一度くらいはページを開かれる可能性を持っている、そういう本であろうと思います。

近年では、住宅事情から書斎よりも最新家電機器のほうが、ステイタスとして重要になっていますので、全集類は学校や図書館にしか需要がありません。

会社関係に眼を向けると、買って読まない雑誌というのも多いですね。これはマガジンラックの飾りになっています。

といって買わないと新聞といっしょでどこか不安になるし、社員に対し自己啓発・向学心を否定しているようで、社員のモラル維持のために買い続けているところが多い。

ビジネス系の雑誌にとって、こうした「安定購読者」が支えている部分は決して少なくないだろうと思います。

こうしたことが起きる背景として、本を買うという行為には、恐らく「知識を買う」ことに近い意味があるのだろうと思います。

「本を買う」ことで知識は得られた、ような気がする。

実際は読まなければ得られないのですが、「あとは読むだけ」というような安心感は得られるのでしょう。

「家は借りて住め、本は買って読め」には、借り物の知識はダメだよ、という意味が込められていたのかもしれません。

そうすると本を「買って読む」くらいでは、借り物の知識ですから、やはり身近において何度も読み返す必要があります。

それもなかなか難しいことで、何度も読み返す本よりも、買っただけで安心して一度も読まない本のほうが多いかもしれません。

ひょっとするとベストセラーの多くも、買ったことで安心されて、ついに読まれることのないまま「ブックオフ」に行ってしまっているのかもしれません。

ではまた来週。


    《編集後記》
  私は子供の頃、家の近くに図書館があったので、もっぱら借りて読むのが習慣でした。社会人になってよく本を買うようになった頃にはすっかりamazonやブックオフが普及していました。今や「買って読む、そしてすぐ売る」が合理的でしょうか?(発行者:樋笠)


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出版プロデューサー/本多 泰輔(ほんだ たいすけ)

プロデューサー・本多泰輔氏は、ビジネス出版社(版元)で20数年の経験をもつベテラン編集者から、出版支援プロデューサーに転身した人物です。その考え方について詳しく知りたい方は、本多氏編集のメールマガジン『コンサル出版フォーラム!本はあなたをメジャーにする』のバックナンバーをご一読下さい。








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