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第158号 『いよいよ今週3/12(木)、初のセミナーを開催!』

まるで連載が復活したかのような頻度で発行しております。
本多泰輔です。

いや、連載再開ではなくて、セミナー案内のためにせっせと書いているのですね。おわかりでしょうけど。

さて、前回に世の中いろんなことがあるもので・・・、と書きましたが、本当にいろんなことがあります。

先々週の木曜、ビジネス書の中堅、というよりいまはもう上位の出版社、中経出版が角川グループの傘下入りが発表されました。角川ホールディングスによる全株式買収です。年商40億、経常4億の会社なので、角川ホールディングスとしてもよいお買い物だったん
でしょう。いくらで買ったかは秘密だそうです。

株式交換だったんじゃないの、と思うんですけどね。常識的には。

さて、これによって角川グループが、ビジネス書に本格参入してくるかというと、そりゃちょっとどうでしょうねえ、と思います。

角川自体はカルチャー、ノベルスでやってるわけですから、一気に読者年齢が10歳以上上がるビジネス書は、ちと手に余るんではないでしょうか。

中経出版は、昨年傘下に「歴史読本」の新人物往来社を収めてましたから、この二社をてこに高年齢の読者を獲得する、というようなことはニュースリリースにありましたが、獲得してどうすんのかは書いてありませんでした。

不況になると、大手はビジネス書を出し始めると書きましたが、徳間書店も講談社Bizもあんまり目立った動きがないのに、ビジネス書の版元を丸ごと買っちゃうなんてところまでは考えてませんでした。予想外です。

また業績順調の会社が、身売りしちゃうというのも予想外でした。

でも一番驚いたのは角川が月次決算をやってるらしいこと。出版社でそこまできちんと経営しているなんて・・・。

小資本が特徴の業界といわれてましたが、もはや弱小出版社では生き残れない、中堅といえどもなかなか一本ではやっていけない時代になったのでしょうか。この先もどんどん業界再編が進むのかもしれません。

それ以前に、なんかもう斜陽産業なのかなあ、って気もします。

そんな黄昏のビギンたる出版業界をさらに追い討ちをかけるように、週刊誌が負けっぱなしです。

いや、広告が入らないという話しではなくて、裁判です。

「週刊現代」が報じた一連の大相撲の八百長疑惑のうち、北の湖前相撲協会理事長が講談社を名誉損等で提訴していた裁判が、東京地裁で講談社側の敗訴、「ほとんど裏づけ取材をしていない」とまで、たぶん尋問はしても取材なんてしたことがないであろう裁判長に言われてしまっています。

しかも損害賠償額は1,540万円!破格です。

当然、講談社は控訴するでしょうから、まだ決着がついたわけではありませんけど、いままで週刊誌の名誉毀損で損害賠償が1千万を超えることは、あまり聞いたことがない(実際にはあったのかもしれませんが)ので、ちょっと驚きです。

「週刊現代」としては、この裁判ネタで10万部くらい部数を増やさないといけませんね。

「週刊現代」だけではありません。最近の雑誌の負けっぷりは、なんかもう司法に恨まれることしたのか、ってえくらいボロ負けです。1千万を超えるような損害賠償額はめったにありませんが、だいたい損害賠償額500万円くらいだったら、もうそれは完敗だったということのようです。

そのときの裁判官の決まり文句が「裏づけ取材の不足」、ところがこれは世間もそう思っている節がありますよね。

しょせん週刊誌なんて、あることないこと適当に書いているんだろうって感覚です。つまり下品なメディアであると。

でもね、週刊誌の存在意義ってのもそこらへんにあるんじゃないかと思うわけですよ、わたしは。さても厳しい時代です。


■「本格的なビジネス書」の時代か


一方、ビジネス書の読者にも少々変化が。
女性の読者が増えましたよね。

昔はビジネス書の読者は、もう男性だけでした。一部、マナーや接客のジャンルで女性読者もいましたが、ほぼ大和出版で間に合っていました。いまそれが激増したというわけではありませんが、徐々に割合を増やしているようです。

その表れが「勝間和代現象」ではないかと思っています。

こうやって見ると、ビジネス書を取り巻く環境はそんなに悪くないですね。角川グループが手を出すのもむべなるかな。

そろそろ骨太のビジネス書、ビジネス書らしいビジネス書が欲しいところです。ここのところ一般書みたいなビジネス書やビジネス書みたいな一般書ばかりが増えていましたが、その特徴は「読み物としてのビジネス書」、なんとなくわかったような勉強したような気になって終り。

それはそれでけっこうなのですが、やはり「役に立ってなんぼ」がビジネス書本来のレイゾンデートル。そろそろ本当に役に立つビジネス書の登場が待たれるところです。

ということでまたセミナーのご案内です。
開催間近!



………………………………………………………………………………


◎本多泰輔の出版セミナー(3/12木曜 15:00〜17:30 東京)

   http://www.keieido.net/publish0312.html


メルマガ「コンサル出版フォーラム」で
3年間にわたってコラムを執筆し続けた謎の編集長、ついに登場!

現在、公式には休刊中のメルマガ「コンサル出版フォーラム」。その編集長として、ビジネス出版社OBならではのインサイダー情報や毒舌を披露してきた編集者、本多泰輔が、このたび出版指南セミナーをこっそりと開催することになりました。

会場の都合で、定員は10名限定。
(ひょっとしたら参加者は3人くらいになるかもしれませんが…)。

これからビジネス書を出したい、2冊目・3冊目を狙いたい、という方には、きっとご参考になる内容だと思います。

先着順で締め切りますので、ご興味ある方は、ぜひお早めにお申し込みください。


<予定内容>

1.出版の効果

・通常の出版と自費出版の違い
・著書があるとよいこと

2.なぜ本を出そうと思ったのですか?

・著者と出版社ですれ違う「出したい本」
・持ち込み原稿の運命
・あなたに向いた出版社
・読者と編集者もすれ違う

3.編集者の病、著者の病

・売れない本をつくりたがる編集者
・原稿が書けなくなる著者

4.当世ビジネス書出版事情

・何部売れたらベストセラーか
・せちがらい印税の傾向
・点数増加で部数は減少
・文庫、新書は著者にとって有利か
・本が出来あがるまでの期間

5.企画書の書きかた

・枚数に制限はないが、見られるのは最初の一枚
・お断りの常套句
・出版社と著者の関係は
・編集者の理解力
・出版が決まるまでの経緯
・書店に行ったら奥付を見よう
・不況はチャンス?

6.出版社をどうやって落とすか

・刊行スケジュールのエアポケット
・編集の中で拮抗するベストセラーと堅実性
・企画の穴と出版傾向
・どうやって編集者と接触するか
・あなたの出会う編集者はこんな人

7.なぜあの人は次から次へと本が出せるのか

・分業のすすめ
・自分で書いてたら年間3冊出せない?
・読者は編集者より賢い

※当日の講演内容は一部変更になる可能性もございます。


◆開催日時
3月12日(木)大安  15:00〜17:30(開場14:30)

◆場所
ちよだプラットフォームスクエア 5階503会議室にて

◆対象
ビジネス書の分野での著者デビュー、出版を目指していらっしゃる方。
(とくにコンサルタントや研修講師の方、歓迎します)

◆定員
10名 ※先着順に受付

◆会費
10,000円

◆お申し込みフォーム
http://www.keieido.net/publish0312.html



<受講者特典!>

出版企画書をご準備できる方には、本多氏より、内容に対してコメント・アドバイスをさせていただきます。また有望な企画につきましては、ご希望に応じて出版実現に向けた支援(プロデュース)をさせていただきます。



   《編集後記》
  本多さんはメルマガだけでいいかなぁ、とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、直接知り合いになると、出版の裏事情を含めいろいろ教えてくれる、得難い人になるかもしれません。ご興味ある方は、ぜひ勇気をふるってお申し込みください。(発行者:樋笠)



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