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第184号 『著者と編集者の相性とお付き合い』

暑中お見舞い申し上げます。

いったいどのくらいのごぶさたなのか、わからないくらいのごぶさたです。まるでしばらくぶりにシャバに出るような気分ですが、別に刑務所に入っていたわけではありません。

いまさらどの面下げてという感じですが、いやどうも大変申し訳ございません。

楽天からも電子書籍のリーダーが発売されました。電子書籍のリーダーが出揃ったくらいで、急に電子書籍ユーザーが増えるとは、実は誰も思っていないのですけれども、未来の出版界で電子書籍がかなりの量を占めるということを疑っている人もいません。

とはいえ、本メルマガのなが〜いインタバールの間でも、電子書籍市場に大した状況変化が見られないというのはいささか残念ではあります。実はもうちょい刺激的な展開を期待しておるのですが・・・。

ま、しかし、業界全体の腰が引けてますからね。次のオリンピックの頃には目立った変化があるでしょうか。電子書籍ではないですが、最近はDVD付きという本が流行ってます。

ビジネス書ではめったにないですけれども、実用書ではけっこういろいろ出ています。児童書では図鑑がちょっとしたブームなようで、どういうわけかPHP研究所まで図鑑を出しておられます。

「動く図鑑」ということで、DVDとセットの図鑑もありますね。こうした図鑑など、いっそ電子書籍にしたらと思いますけど、現状はあくまでリアル書籍重視、そのうち電子化されるのだろうとは思いますけど、紙が売れてる間はとことん紙で引っ張るでしょうね。


■編集者との相性

相性がよいとか悪いとかいうのは、一般にはお互いの人柄や好み、センスなどが合うことを言いますが、編集者と著者の関係は出版という仕事のパートナーですから、なにより重視されるのは成果です。

成果とは、つまり出した本が売れたか、売れなかったか。

出版が成功すれば相性がよい、失敗だったら相性はよくないということになります。

どんなに相手の人柄がよくても、センスを買っていても、結果がついてこないと相性がよいということになりません。

編集者としては、どうしてもこの点を気にしてしまいます。著者はそうでもないでしょうけれども、本という商品の発売者である立場の編集者は、結果によってすべてを判断する傾向があります。

では、成功とはどこまで本が売れれば成功と言えるのか。失敗とはどういう状態なのか。

成功も失敗も相対的なので、出せば必ず2万部超と言うベストセラー作家にとっては、1万部どまりの本は成功とは言えないでしょうし初版発行部数が3千部以下の中小出版社ならば1万部は成功です。

こう言ってしまうと答えになりませんから、もうすこし具体的にお話しますと、失敗はわりと明らかで、初版どまり、つまり重版が一度もかからなかったのであればこれは失敗と見なされます。

初版部数が5千でも1万でも初版どまりであれば失敗。では初版2万部ではどうかと言われると、話が混み合ってくるのでここではそこまで掘り下げません。

まあ、一般に初版どまりは失敗と思ってくださって間違いないでしょう。

では、重版がかかれば成功なのかとなります。概ねそうだと言えますが、一回ぐらいの重版だと出版社の勘違いということがありますので、重版2回以上、すなわち3刷り以上であ れば、これは確かに成功したと言えるでしょう。

累計発行部数は会社によってまちまちで、ゆうに1万部を超えることもあれば、そこまで達しないこともありますけれども、単品としてはしっかり黒字ですから成功です。


■リカバリーのチャンスは何回まで許されるか

本来、成功の規準は、出版社によって異なるのですがいまは本が売れない時代ですから、どこの会社も実態はこのようなことではないかと思います。

経営的には6割の新刊が3刷り以上であれば、5万部を超える本など一冊もなくても出版社は十分黒字の安定経営ができます。業界全体がそうなら、おそらく取次ぎも書店もいまよりずっと経営が楽になるはずです。

重版がかかればよいというのは、一見、ハードルは高くないように感じるかもしれませんが、現実には初版どまりの本は驚くほど多いのです。ただ、売れてないから市場で目立たないだけで、水面下で出版業界の足を重〜く引っ張っているのです。

よく「最初の本が失敗すると、同じ出版社から2度目のチャンスはないと聞きますが・・・」という質問を受けることがあります。

会社の財務を危うくするほどの大コケをすれば別です(そもそも新人著者の本に、会社の経営を賭けるはずはありません)が、1度の失敗でノーチャンスということはまずありません。

捲土重来のチャンスは必ずあります。

もし、一度の失敗で二度目がないということであれば、それはむしろ人柄とかセンスとか、一般論の“相性”の問題だろうと思います。

編集者は何も言いませんが、あんまりいっしょに仕事をしたくないタイプの著者はいるもので、そうした“相性”のよくない人でも結果の相性がよければ、付き合わざるを得ませんけれども、結果もよくなければあえて捲土重来に挑もうとはしません。

そういう面では人柄、センスの相性も大事ですね。ただ、そこを気にするほどの相性の悪さに遭遇するなどめったにありません。

つまり、1度の失敗を恐れる必要はまったくありません。

では、連続して失敗した場合はどうでしょうか。連続して初版どまりだったら、編集者はどう考えるかというと、どうも相性が悪いのかもとは思い始めます。その結果、企画には慎重になります。

慎重になる理由は明らかですが、本人が慎重にならずとも、編集部(長)としてはその著者の実績はわかっているのですから、担当編集には有形無形のプレッシャーがかかってきます。

それでも編集者に意欲があれば、この段階は本人の意思と努力で壁を突破できます。

では3連続で初版どまりだったら・・・。

これはもう想像するだけで、涼しくなる事態ですね。はからずも暑中見舞いに相応しいテーマとなりました。

こうなると、さすがにもうどうしようもない。お互いに相性が悪かったとあきらめるしかありません。すくなくとも編集者側ではそう思っています。


■バントも混ぜて打率アップ!

残念な結果に終ったとはいえ、がっかりすることはありません。

むしろ連続初版どまりだった著者を擁して、3度目のチャレンジをしたということは、著者に担当編集者を魅了するかなりのポテンシャルがあったからでしょう。筆力、企画力、キャリアなど他を凌ぐものがある著者なら、他社に相性のよい人を求めたほうがよいとさえ言えます。

単に花の咲く場所が違っただけのことです。

とはいえ、毎回成功というのも難しいことです。3回に1回の重版というのも、そう簡単な話ではありません。

極論に感じられるかもしれませんが、あと500部売れれば重版というタイミングであれば著者が買ったっていいと思います。それで印税が消えてしまうとしても、この出版社でチャンスを獲得し続けようと思うなら、「重版実績を買う」のは見通しなき投資ではありません。

500部買うかわり、その分、広告費をつっこんでもいいです。なんだかんだ言っても、結局、チャンスの数が多くなるほど成果は増えるわけですから、重要なのは与えられるチャンスの数です。

そのために、編集者に率直に売れ行きに関する情報をもらうようにしましょう。実際のところ編集者の重点的関心も売れ行きにありますから、著者が関心を共有してくれるのは悪いことではありません。

「その500部、こちらでなんとかしますよ」と言ってくれる著者なら格別です。


   《編集後記》
 
発行者の私自身、廃刊を覚悟していましたが、やはり「暑中見舞い」を書きたくなったのでしょうね・・・本多さん。(発行者:樋笠)





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