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第194号 『もしもわたしが出版社を始めるなら・・・』

おはようございます。
出版メルマガの本多泰輔です。
毎年恒例の暑中お見舞いがわりのメルマガでございます。

東芝の不正会計は、新国立競技場の予算と軌を一にして水増し金額が膨れ上がっていきましたね。

新国立競技場は白紙に戻りましたが、東芝はどうなるのでしょう。
まさかのリセッションも、という報道さえ目にします。

アニメ「サザエさん」がどうなるのかも心配です。日曜夕方6時30分のキラーコンテンツ「サザエさん」が打ち切りになることはないと思いますが、東芝はスポンサーから降りるのでしょうか。

今回、問題になっている東芝の「チャレンジ」は、古くからビジネス書をやっている者には馴染みがあります。

東芝は「目標による管理 Management by Objectives 」を土光さんが社長のときにいち早く導入し、当時、苦境に陥っていた東芝を立て直すソフトパワーになったというサクセスストーリーがあったからです。

20年前、東芝のOBのひとりが「東芝のMBO(目標による管理の略称)は、ノルマ管理とは違うんだ」と力説していたことを思い出します。

たしかチャレンジの意味も、業績とは異なる、ビジネスパーソンとしての成長につながることにチャレンジするという意味で使われていたように記憶しています。

成果主義人事が脚光を浴び、MBOが再び注目されたときも、わたしらは「本来のMBOは成果主義人事とは相容れない性格のもの」と考えていたのですが、その東芝がかくのごとき有様になっていたとは。

なんだかミイラとりがミイラになったみたいなことが起きていたのですね。東芝OBならずとも寂寥感を覚えます。

かなうことであれば、東芝には再び本来の意味のMBOに戻って、2度目の復活を遂げてもらいたいと思っています。

この不正会計は、一種の自浄作用であり、人体でいえば陽転反応であったと後に語られるように願ってやみません。

わたしのPCは20年来東芝製なのです。

さて、冒頭の「もしもわたしが出版社を始めるなら」です。

このようなタイトルをつけると、本多ついに起業かと勘違いされる方がいるかもしれませんが、それはありません。

だれか1億くらい出資してくれたらあり得るかもしれませんが、そんな人が現れること自体があり得ないことなので、あり得ない×あり得ないで乗数的にあり得ません。


■なぜか隣の芝生がきれいに見える出版業界

そういうわけでわたし自身の起業はありませんが、世の中にビジネス書に新規参入する出版社は少なくありません。

ビジネス書の専門版元として出版社を立ち上げるケース、異なるジャンルからビジネス書に参入してくるケース、総合出版社がビジネス書に参入するケースなど、形と事情はさまざまですが、共通しているのは、意外なことに「ビジネス書は安定して部数が出る」という、だれが吹き込んだか知りませんが、美しい勘違いが背景にあることです。

総合出版社は、ほぼ周期的にビジネス書に手を出します。
そして数年で撤退します。

講談社がビジネス書のレーベルを立ち上げたのは、概ね10年前でしたが、それ以前では昭和の終わり頃、バブルの前期にビジネス雑誌の発行やビジネス系の単行本に前のめりになっていた時期がありました。

ビジネス雑誌は一年もったかどうか記憶にありませんし、10年前に立ち上げたレーベルもいまはありません。

講談社だけでなく、小学館も何年か前にビジネス書のシリーズを発行していたようですね。

ようですねというのは、あまり書店で実物を見たことがないからです。

光文社もいっときペーパーバックや新書でビジネス書っぽいのをやってました(こちらは書店で実物を見ています)し、総合出版社はだいたい10何年に一度かの割合でビジネス書を始めるようです。

周期的に始めるということは、つまりいずれも長続きはしなかったということで、要するにうまくいかなかったわけです。

異なったジャンルからの参入というのも時折見かけます。

児童書の版元が出したりとか、写真集の版元が出したりとか、これも10年前、いっとき白夜書房がマネジメントの本を出していてちょっと驚きました。

ビジネス書専門の出版社も毎年何社か生まれています。
こちらはうまくいったり、いかなかったりですね。

それでも総合出版社のレーベルよりは、はるかに生存率は高いです。


■ビジネス書出版の現状

一方、長年ビジネス書を発行している専門出版社はビジネス書市場をどう見ているのでしょうか。

これはもうおしなべて「売れない」「難しくなった」という答えが返ってきます。売れているのは自己啓発系のものだけというのもよく聞く答えです。

こうした状況は何年(何10年?)も前からのことで、そうなると出版社も自己啓発系のものしかつくりませんから、自己啓発本しか売れていないと言われても、「自己啓発以外つくってないからじゃないの?」という疑問も湧いてきます。

しかし、ただいま現在のベストセラーを見ても、ほぼ例外なく自己啓発本というのは動かしがたい事実ですから、彼らの認識に誤解はないように思います。

マネジメント系、スキルアップ系のテーマが売れなくなった背景には、ネットの普及があるでしょう。

マネジメント手法やマネジメントスキルに関しては定石があります。
こうした定石は、ほぼ100%ネットから拾うことができます。

つまりテキストそのものは、本でもネットでも同質なわけで、ネットは無料、本は有料(図書館で読めば無料ですが)ですから、無料で取れる情報をわざわざお金を出して買う人はあまりいません。

ではネットとどう差別化するか、というのがビジネス書の生命線となります。

言ってることは結局いっしょ、ということであれば、残るは言い方と見せ方、伝え方で勝負するしかありません。

こういう状況下では、わたしの言ってることのほうが正しいという、重箱の隅をつつくような議論は、ほぼ意味がありません。

正しいのは当たり前、どうすればよりスムーズに、わかりやすく、若干の感動(カタルシス)を伴って上手に伝えることができるかが最大の課題です。

世の中でベストセラーになっている自己啓発本は、概してそこで成功しているように見えます。

よりわかりやすく、スムーズに、若干の感動(カタルシス)を伴う見せ方(あるいは読ませ方)というのは、一朝一夕では編み出せません。

そこは2〜3年で異動がある大手総合出版社よりも、同じジャンルのものを何年もつくり続けている中小専門出版社のほうが有利といえます。

いまビジネスコミック、コミックエッセイという形態が流行っています。
大手総合出版社はコミックは得意分野ですが、これも漫画したら売れるというカンタンなものではありません。

ビジネス書のコミック化で失敗したところは多いのです。

だいたい主人公は一応ビジネスパーソンですから、毎週毎週殴りあいばかりしていられませんし、色恋ばかりもしていられません(島耕作は色恋しかしてませんでしたが)。

普通の職場では殺人事件も起きません。
ビジネスとコミックというのは相性があまりよくないのです。


■速いが命のビジネス書

こうした逆境でどうすればビジネス書が売れるのか。
もしもわたしが出版社を始めるとしたら、次のことに力注ぎますね。

売れる本のテーマやよりよい見せ方は不透明ですが、売れる確率を上げるにはひとつ方法があります。

それは本づくりのスピード、速いスピードで本をつくることです。

遅れなば梅も桜に劣るらむ。
拙速は巧緻に勝る。

ビジネス書でも実用書でも企画を立てるときには、いまなら売れるというタイミングのものを押します。

しかし、書籍である以上、一定のボリュームと信頼性が必要ですから、編集・制作には時間がかかります。

時間がかかれば、そのときは旬だと思ったテーマも陳腐化するし、場合によっては忘れられてしまうこともあります。

ゆえに、早すぎる出版といえども、遅すぎる出版よりはマシ。

売れる売れないはコントロールできませんが、本づくりのスピードはある程度努力によって上げることができます。

わたしが出版社をやるとすれば、企画決定から刊行まで3ヵ月が巡航速度かなと思います。

経験的に言っても3ヶ月で刊行した本は、ほぼ売れています。

逆になんだかんだと時間ばかりかかっている本は、苦労の割りに売れなかったものが多い。

ヒューリスティックなデータですが、たぶん多くの編集者に同意してもらえるはずです。

企画決定から3ヵ月で刊行できるかどうかの鍵は、いつにかかって原稿のスピードにあります。

つまり著者の資質にかかっているのです。

この場合の著者の資質とは原稿執筆のスピードだけではありません。

求められる速さとは
・企画趣旨の理解が速い
・原稿が速い
・校正が速い(余計な直しがない)

の3点セットでしょうか。

巡航速度3ヵ月は、ひとつつまづいただけで破綻してしまいます。
いわば売れるも売れぬも著者次第ということになってくるわけです。

有名な著者より速い著者、と言うまでには至りませんが、「あの著者の本は売れた」の次に印象がよいのは、「あの著者の原稿は早かった」だとは言えるかもしれません。

これは、わたしがもしも出版社を始めなくても、多くの出版社で共通することだろうと思います。



   《編集後記》
 

暑中お見舞いご挨拶のメルマガです。今ではすっかり年に1回?程度の発行で時々セミナーや著者募集(前回)のようなタイミングになっていますが、いまのところ休刊・廃刊の予定はありません。

次の発行がいつになるのか、本多さんのみ知るところですが、よろしければ今後ともよろしくご購読ください(発行者:樋笠)


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