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◆◇　　　　　　　　　　　　　第５２３号【10/02/03】　　　　　　　　　　◇◆
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《今日のCONTENTS》

１．『クラウド・コンピューティングを機会に、
　　　　　　　　　　　　　 ITの重要さの再認識を』　高野　清

２．編集後記

３．おすすめビジネス書のご紹介【小さい夢から始めよう。】

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『クラウド・コンピューティングを機会に、ITの重要さの再認識を』


今、ＩＴ業界ではクラウド・コンピューティングがトレンドになっ
ている。

そのため書籍も多数出版されている。

実際、IT業界で仕事をしている人以外の人は、クラウド・コンピュ
ーティングと言われても、ピンと来ないという人も多いのではない
だろうか。

クラウド・コンピューティングは下記の３つに分類される。


●SaaS(Software as a Service)
●PaaS(Platform as a Service)
●IaaS(Infrastructure as a Service)/HaaS(Hardware as a Service)


詳しい説明は各書籍に任せるが、ものすごく簡単に言うと、

「今まで自分で保持・管理していたハードウェア、ソフトウェアや
データをインターネットの向こう側にあるハードウェア、ソフトウ
ェアにデータを登録し、インターネット経由で利用する」

と言うことになる。

個人レベルで言えば、我々は既にクラウド・コンピューティングの
恩恵を受けているのである。

一番分かりやすいのが、Gmail、Yahoo MailやHot Mailと言われる
Webメールである。これは、既に使っている人も多いことであろう。

Webメールを使う人は、メールサーバーの構築など面倒くさいこと
をしなくても、各サイトに行き登録するとすぐに使える。

どのパソコンや携帯からでもインターネットに接続できれば、何時
でも何処でも使用することが出来る。これはとても便利だ。

今までみたいに、メーラーをインストールしているパソコンで無け
れば使用できないという制約がないのだ。

これは、企業にとってもメリットがあることである。

従来は、社内にメールサーバーを構築していたため、外出していた
りするとなかなかメールを取得することが出来なかったのだ。それ
に管理者の負担も大きい。

それがクラウド・コンピューティングを使ったメールにすると、外
出していてもメールを取得することができ、管理者の負担も大幅に
削減される。

ここではメールについて取り上げてみたが、実際はもっと色々なこ
とで使用することが出来るはずだ。

その良い事例が、甲府市のSaaSによる定額給付金給付状況システム
構築である。

このように、短期間しか使用しないシステムにはクラウド・コンピ
ューティングはとても相性がいい。それ以外にも営業活動などを支
援するシステムなども相性がいいだろう。

しかし、システム部門に従事している人々にとっては、自分たちの
仕事が無くなるのではないかという不安があるだろう。

だが、よく考えてみてもらいたい。

システムのお守りをしなくてもよくなるのだから、ITのトレンドを
どのように自社の事業に結びつけることが出来るかという、素晴ら
しいことに力を注ぎ込むことが出来るようになるのだ。

それにより、システム部門の地位も今以上に高まるに違いない。
どの事業もITとは切っても切れない現代なのだから。

そして、経営者にしてみれば、情報流出や障害対応などのセキュリ
ティー面に対してどうなっているのか不安があるに違いない。

確かに、最先端の米国でさえ、普及期にさしかかったばかりのクラ
ウド・コンピューティングである。

そして国内発のクラウド・コンピューティングはこれからである。

だが、不安を言っているだけは何も解決しないし、また世界から出
遅れる可能性も出てくる。それに、この不安事項は、社内でシステ
ム管理をしていても起きる事柄である。

クラウド・コンピューティングだけ特有の事柄ではないのだ。

だから今こそ、企業は事業への影響が少ないモノからクラウド・コ
ンピューティングを使用してみることが大事なのだと思う。

そうすれば、クラウド・コンピューティングがどのようなものかも
体験できる上、経験を付ける事が出来る。

新しいサービスを閃くことも有るかも知れない。

もちろん新サービスをクラウド・コンピューティングで構築してみ
るのも良い。

コストを抑えながら新サービス提供を短期間で行えるだけでなく、
消費者を早い段階から囲むことも出来るのだ。

もし、新サービスに見込みが無く撤退する場合も迅速に行える。

そうすることによって、世界に遅れること無く対等に戦えるスピー
ドを手に入れることが出来るのではないかと、私は信じている。

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《今週のコンサルタント》
高野　清（たかの　きよし）

「ITの王道から先進分野まで豊富な実績、叩き上げのコンサルタント」

１９７５年生まれ。大学卒業後にフリーランスとして小規模から大
規模までソフトウェア開発や運用・維持管理のプロジェクトに携わ
る。エンジニアとして参画したプロジェクトでは、働きぶりが評価
されフリーランスながらリーダーに抜擢。現在は、その経験を生か
しコンサルティングやICとして企業への即戦力対応などを行ってい
る。


《経営堂・詳細プロフィールはこちら》


《私のお薦めビジネス書》

『最後の授業─ぼくの命があるうちに』
著者：ランディ・パウシュ／ジェフリー・ザスロー

YouTubeでランディパウシュの「最後の授業」の動画がUPされてい
るが、書籍は、最後の授業の記録であり、つづきである。ビジネス
書ではないが、人生にもビジネスにも通じる想いが書かれている。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4270003502/consulgent-22/ref=nosim

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《今週のコンサルタント・インタビュー》


●コンサルタントになったきっかけはなんですか？


　 フリーランスとしてIT業界で活躍しながらこの先のIT業界や自分
　 のやりたいことを考えたことがキッカケですね。


●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか？


　 「相手の立場になってモノゴトを考える」と言うより
　 「相手の一員としてモノゴトを考える」と言ったことでしょうか。

　 後は、常にアンテナを張って色んなことに興味を持つことですか
　 ね。問題解決のキッカケは何処にあるか分かりませんから。


●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを！


　 正しく企業を成長させていくためには第三者的視点は必須です。
　 ただ、もたれ合いな第三者的視点では経営不振に陥ります。

　 そして、このことはコンサルタントを選ぶときだけに限りません
　 が、肩書きや経歴だけでコンサルタントを選ぶと必ず失敗します。

　 少々肩書きや経歴が心許なくても人として信頼ができるのならば、
　 必ずや適格な第三者的視点の意見を言ってくれるはずです。

　 人物重視で選ぶことをお薦めします。


●ＰＲ


　 フリーランスとしてエンジニア・リーダーを多数経験し、ITで経
　 験したことは必ずどの分野でも活きると信じてお客様の一員とし
　 てモノゴトを考えることをモットーにサービスを提供しています。

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《編集後記》
今週ご登場頂いた高野清さんは、東京理科大学理学部物理学科を卒
業されてから１度も特定企業に属することなく、モバイル関連やＷ
ｅｂアプリケーションのシステム開発や運用を経験されてきたとい
う、コンサルタントとしては変わったご経歴の持ち主です。しかも、
システム開発スキル、コミュニケーション能力、問題解決能力など
を買われプロジェクトのチームリーダーやプロジェクトマネージャ
ーに数々の企業で抜擢されきたというのですから、本物の職人肌！

現在ではさらに腕に磨きをかけ、チームを率いるリーダーを担って
いる間に身に付けたという技術者の育成法、ユーザーやベンダーと
の折衝能力などを主力とし、インディペンデント・コントラクター
（ＩＣ）として、企業の人材不足による即戦力を担っているのです。

全くのゼロからＩＴ現場でゴリゴリ鍛えられてきたからこそ生み出
せるＩＴを盛り込んだ独自ノウハウをプラスした経営戦略・マーケ
ティング戦略・人材育成戦略から業務改善、プロジェクトマネジメ
ントまで、ＩＴ周りをトータルでお手伝い可能ですヨ♪高野さんの
ＩＴ先進分野の多くの経験を生かして、社会インフラの先進ＩＴシ
ステムやＩＴ技術を使った今まで有りそうでなかった御社オリジナ
ルの製品・サービスを一緒に創造しませんか〜(*^o^)v（にしだ）


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☆☆今週のおすすめビジネス書☆☆

【小さい夢から始めよう。】
著者：尾藤　克之（共著）　出版社：生産性出版　価格：￥1,365

８つのステップで、なりたい自分へ。さあ、なりたい自分になろう。
何か世の中を変えていきたい。世の中の役に立つことをやりたい。
誰もが暮らしやすい、いい世の中に変える手助けをしたい。そう思
って、ボランティアやコンサルティングビジネスに挑んでいます。
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