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100億円企業を創る
第4回 「中堅企業に変身するための“組織”を考える」 

株式会社サイエス 大野 和徳

成長の壁は、組織への転換が出来ないことにより発生する


前回は「企業が中小企業から中堅企業の体質に変革するには「組織とシステム」の確立が大前提である。しかし実際には「役割分担の体系」(責任と権限の体系)になっていなくて「人の体系」、特に権威の体系である場合が少なくない。
 
また、社長に権限が集中した「集権体制」であることも多い。それぞれの責任者に適切な「責任と権限」を付与して独立採算制で実行する「分権体制とシステム」に切り替えることが必要だ。それが「個性と能力を発揮する」ことにつながる」といったことを述べて参りました。 

企業が年商30億円前後になると、とかく伸びが停滞したり利益が出なくなったりしがちです。
トップ一人で全ての業務を掌握して全ての判断を行うということの限界にぶつかるからです。

そのまま無理に拡大しようとするといよいよ停滞が起こりひいては生産性が低下してきます。
この段階での最大の課題は「組織の確立」なのです。

組織設計に必要な戦略・戦術・戦闘の役割分担

組織というのは機能(役割)の体系です。人間の体と同じように、頭や胴体や手や足がそれぞれの役目をしっかり果たしてこそ軽快で統一された動きが可能となります。

中小企業が中堅企業に変身するには、将来ビジョンを実現するための戦略・開発機能、今年度の目標利益を確実にあげるための戦術・管理機能、日常の業務が円滑に推進されて売上げを増大する戦闘・オペレーション機能が見事に分担され果たされることが必要になる訳です。

それらの機能が的確にスピーディに果たされないと、組織としてのパワー、すなわち企業としての競争力が発揮されなくなります。納期が遅い、コストが高い、ミスが重なる、などのみならず、効率や生産性が低下したりしてライバルに負けてしまうことになります。

そのように組織が機能しないために事業としての競争力が落ちるということのみならず、戦略機能が弱い場合は企業の将来成長のための革新や開発が推進されないということになってしまいます。

事業ごとに業績を追求する独立採算制

また企業の組織には企業で取り組んでいる色々な事業が含まれますが、その部門単位を分ける基準となるのが第二回に述べた事業(CVCC)の種類です。

対象とするお客様(C)、提供する優れた価値(V)、そしてそれを生み出す核となる競争力の源泉(CC)が違う事業が混在するような部門のくくりでは、その事業を伸ばすノウハウ(KFS=成功の鍵となる秘訣)がなかなか高まっていきません。

そのような事業の単位(CVCC)はSBU(戦略的事業単位)と読ばれ組織づくりのポイントとなります。

それらの事業単位ごとに独立採算制を敷いて、それぞれの部門が一つの独立した会社のように損益計数が算出されるしくみが「管理会計システム」です。

部門の長(SBUの部長とか課長とか所長など)が売上げのみを追求するのではなく利益責任をもって部門を経営することにより「部門経営者」が育つのです。

ゲームに強くなるには教育研修をすることではなく実際にそのゲームを実践しながら学ぶことが重要なのです。


ラインを支援する戦略スタッフ、戦術スタッフ


それらの事業部門(業績責任をもって稼ぐ部門をラインといいます)を専門的に支援する部門や人材(スタッフといいます)を設定することも競争力の強化のためには必要です。

例えば顧客を集め売上げを増やすための営業企画や販売促進機能や生産性をあげるための生産技術機能などは戦術機能として大事なものです。

規模が小さい段階では部門リーダーが兼務することが多いわけですが、専門機能としてスタッフを置くことが出来ればベターでしょう。管理会計を導入する場合は経営管理機能が重要となります。
 
また、将来戦略を企画したり事業開発を促進したりする経営企画機能などはトップの戦略スタッフとして重要な機能です。

このように業績をあげ成長を促す組織の設計も大事ですが、同時に組織としてのパワーを高めるためには、価値観の共有という土台の強化と将来方向を明確にするというベクトルの統一、その組織を円滑に運用するためのしくみ(方針展開と管理、責任と権限の基準設定、業績管理と仮説の検証、管理会計、等のシステム構築と運用)も重要な要素です。

次回に引き続きそれらについて考えてみたいと思います。



■バックナンバー 

第1回 「何故100億円企業なのか?」
第2回 「企業を100億円企業に導く“事業戦略”とは?」
第3回 「100億円企業になるための“インフラ”とは?」
第4回 「中堅企業に変身するための“組織”を考える」
第5回 「経営システムは人を育てる環境だ」
第6回 「人材を育てる企業文化のルーツとは?」



■大野 和徳/株式会社サイエス 代表取締役   http://www.100oku.com
大野 和徳/株式会社サイエス 代表取締役
群馬大学工学部卒業の後、メーカー、商社、マーケティングリサーチ会社の役員等を経て経営コンサルティングの世界に入り、株式会社サイエスを設立する。脆弱な中小企業を成長基盤の強い中堅企業に革新するコンサルティングを中心に展開しており、多大の実績を上げている。「100億円企業を創る」(ダイヤモンド社)に詳しく紹介されている。30年近くに亘って100億円企業の実現をテーマに製造業、建設業、卸売業、小売業、サービス業等、幅広い分野の中小企業の「経営戦略とマネジメントの強化」を支援し幾多の優良中堅企業を育てあげる。主な著書に「100億円企業を創る」(ダイヤモンド社)等多数。
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