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新規の取り組みを成功させていくための大事な考え方 |
前回、既存の枠組みにとらわれずに、新しい取り組みを行っていく上での成功の秘訣
を書きました。それは、
■１．素早くリリースする。
■２．目的に向けて、変化し続ける。
■３．その変化するスピード。
この3つでした。
なぜそれが大事か。だから何を重視すべきか。そのポイントを５つ示したいと思います。
イ）いまどき、最初から売れる、成功すると確証が持てるビジネスなど存在しない。
ロ）十分な時間を要して準備をしたからと言って成功するとは限らない。
ハ）それよりも顧客・市場の反応を得て、修正することが大事。
ニ）最初は皆、たいしたことないアイデアから始める。
（そのあと変化し続けられるかの方が大事）
ホ）今ある資源を最大限有効に使う。新しい要素は最小限に留める。
これらのひとつでも失念してはなりません。
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ある企業での事例 |
先日、あるIT企業様の新事業の構想をお伺いしました。その会社の命運がかかってい
ます。でもそれは、商売レベルの完成度としてはまだ不十分の段階。
それでも、ある程度カタチが見えているので、私が申し上げたことは、
「とっとと、リリースしましょう！」
「そして顧客側の反応を得ながら、速く動き始めましょう」
今の時代、商品や技術の完成度を高めるために、半年とか時間をかけている場合では
ありません。それだけの時間を内部で費やしたからと言って良いものが出来る保証も
ありません。だから、とっととリリースすべきだと。
この、すぐにリリースすべきと言うのは、言い換えれば、
新しいことをやる際に、まず、社内でじっくり考えて完成度を高めてはならない、
ということです。
ヘタをすると考えた分だけ、無駄な機能を追加してしまうことにもなりかねません。
“世に問う”ことを優先させるのです。
今の時代、成功するかどうか最初から確証が持てるビジネスなど、まずありません。
だから一刻も早く、そのアイデアを世に出し、顧客・市場の反応をみてその結果をも
とに修正を繰り返しながら目的に近づけていくべきなのです。（続く）
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