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2010年12月06日
Alpha Marketing Corporation  新井 一聡
マーケティング小咄 (42)
クイズ 100人に訊きましたか?
コンサルタント写真
カテゴリー:新規事業・社内ベンチャー   


アイデアが浮かんだら・・・
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは新規事業。


新年度に向け、新規事業に関するご相談が増えてきています。


新規事業のアイデアが浮かんだ場合、どのようにしているでしょうか。
多くの場合、周囲に話してみることでしょう。


2〜3人に話して否定されれば、すぐに諦めてしまう方。
何十人に否定され続けても、諦めずに事業化を推進する方、様々あると思います。


後者の代表としてよく引き合いに出されるのがソニーのウォークマンですね。
発案者である当時の名誉会長、会長を除く、社内の大半が反対したというのですから。


新規事業のアイデアを検討する場合、第一歩としてヒアリングは重要です。
その際、留意すべきポイントは3つ。


1. 内容を絞ること
2. 対象を絞ること
3. 件数を確保すること


ヒアリングの内容は、新しい製品やサービスに対する評価に限定してください。
あくまでもユーザーとしての立場で欲しいか否か、利用したいか否かを訊きます。


中には、「アイデアとしては悪くないが事業としては云々」と語り出す輩がいますが
判断の妨げになるだけですから、ここでは一切無視することが重要です。


この段階で評価すべきことは、「市場ニーズがあるかないか」という1点です。
最も陥りやすいポイントですので、これだけは肝に銘じておいてください。

利用する人に訊きましょう

次のポイントはヒアリングの対象です。
最初に実施すべきは、周囲の方で結構です。社内でも、家庭内でも取引先でも。


予め、想定ターゲットが決まっていれば、その方に伺うのが良いでしょう。
例えば主婦がターゲットなら、先ずご家族にヒアリングしてみましょう。


ターゲットが特定できない場合は、社内のスタッフにヒアリングしながら
どのようなターゲットが考えられるか検討してみるのも良いでしょう。


相手は、当該製品やサービスを実際に利用する見込みの方でなければなりません。
ここでの第三者評価は、全く意味がありません。

100人に訊いてみましょう
では、何人ぐらいにヒアリングすればよいのでしょうか。


全く新しいコンセプトか、或いは既存製品の改良型かによっても異なりますが
先ず10人を目安として、結果次第で増やし、50人へのヒアリングをお勧めしています。


これは、ロジャースの「イノベータ理論」に基づく考えで、詳しくは省きますが
新製品普及のプロセスにおける初期反応者(イノベータ + オピニオンリーダー)
の比率は、僅か16%に過ぎません。


したがって、10人にヒアリングして1件でも前向きな反応があれば可能性があり
無い場合でも、20人にヒアリングして2件の肯定的反応があれば脈ありと考えられます。


こうして可能性が見出せれば、最終的に50人までヒアリングを進め、10人前後の
肯定的な意見があれば、事業化を前向きに検討してみる価値があるでしょう。


更に、新しいアイデアは「想定外のターゲットに、異なる用途での需要が存在する」
というケースも少なくありません。


したがって、想定ターゲット以外のグループ50人へのヒアリングも併せて実施。
100人へのヒアリングをお勧めしています。


今日の一言: 10人で諦めるのは勿体ない



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